土砂降りの後の太陽は、なにげない風景を美しく見せてくれた。
昨日は朝からどんよりとした天気だった。昼過ぎには台風のような雨が降り、重い腰を上げて出かけようとしていた意欲も完全にそがれてしまう。たまたまテレビをつけたら「Trick２」の再放送が流れていたので、お茶を入れてのんびりと観る。
気づくと窓から日が差していた。快晴というほどではないが青空ものぞいている。家の中で一日を終えるのも不健康なので、クリーニング屋に行くついで、外に出ることにした。
散歩するのにはちょうど良い気温で、太陽が出ていても暑さは感じない。
太陽の光はとても優しく、照らすもの全てを鮮やかに映す。
昼下がりの住宅街に、人の影はほとんどなかった。
休日で人があふれ返る「絶景」より、ひっそりとした「近所の風景」の方が気が休まるかもしれない。
携帯のカメラで適当に写真を撮りながら、小さな幸せを感じていた。
朝ドラ「てるてる家族」内で、テレビジョンが観れる喫茶店「シャトー」が今日から開店した。大変な賑わいを見せるこの喫茶店は、30分でコーヒー一杯という条件をつけた。これで初日からぼろ儲けすることになる。
このしくみは現在のマンガ喫茶に近い。店によっては個室内にテレビ、パソコン、プレステが揃っているところもある。最初の一時間が400円で以降15分ごとに60円くらいが相場だろう。最近は競争が激しくなってきているのでサービスには気をつけなければいけないが、やはりぼろ儲けなのだと思う。
つまり、滞在時間で金がとれる商売は儲かるということだ。ニーズに合わせて客に高いと感じさせない料金を設定する。マンガ喫茶の成功は、前述の相場を客に安いと感じさせること。
マンガ喫茶以外ではどうだろう。ビリヤードや卓球といった娯楽施設、キャバクラや風俗のような夜の商売。安いと感じているかな？
遊園地なんかも、ＴＤＬのようにパスポートが前提になっているところは、時間で料金をとればいい。これは客側の感覚か…
サービスと儲けと客の満足感のバランス。「シャトー」は成功したわけだ。
この記事は携帯のメールで書いてます。
写真も添付できるし便利だろ。
試したい試したい？
秋だね。
裏の田んぼの脇を歩くのが気持ちのいい季節になった。
一面に広がる緑が目にやさしい。
。。。みどり？
この時期の稲穂がこんなに緑でいいのだろうか。
去年の今ごろはもう少し明るい色だったような。。。
黄金色の稲穂を見ることができるのだろうか。
後で調べてみよう。
茶漉しの中には干からびたダンゴムシ。そんな光景を見るとはね。。。
二年前に台湾で買ってきたステンレス製の茶漉しがある。急須を買ってからまったく使わなくなってしまい、台所の流しの脇にずっと置いておいた。
こんなん。
最近は部屋の台所に立つことはほとんどない。
帰る時間はいつも遅く、早く帰れたとしても外食で済ませている。
自炊？ なにそれ。。。
そんな事もあり、しばらく人目の届かないところにいたこの茶漉し。
何気なくのぞいてみると干からびたダンゴムシが横たわっていた。
実に壮絶だ。水瓶に落ちた「我輩」と同じその死に様。
運悪く茶漉しの中に落ちてしまったダンゴムシは、必死になって脱出しようとしたに違いない。
しかし、茶漉しとしては優れている洗練された形状は、ダンゴムシにとっては悪魔のかたち。
誰に気づかれることもなく、ダンゴムシは短い命を茶漉しの中で終えた。
まあ、気づかれたとしても死んでたと思うけどな。
釈由美子主演のドラマのことでは、決してない。
見ていないので、ドラマ自体について書くことはできないが、
俺のイメージに合わないので、いま見ようとは思わない。
面白いというのであれば教えてほしい。
ここで俺が書きたいのはマンガのことだ。
今週の火曜に２巻が発売された高橋ツトムの「スカイハイ・カルマ」。
強烈な印象と涼しい風を残し、俺の中を駆け抜けていった。
全編を通して強く感じたことは、「生きる」ことに対する大きな力だ。
主人公たちは、曲げられない現実を前にして、全力で生きようとする。
面白いのは死と神の概念で、作者独自の解釈をして、それなりの説得力を持たせている。
俺はこの漫画を読んで宗教に少し興味を持った。
一般常識として、宗教は知っておくべきなんだとも感じた。
宗教的な考えというのは、すべて共通して求められているものがあり、それは「救い」だ。
自分の理解を超えてしまう出来事が起きたときに、人は救いを求める。
ここでだめ宗教に引っかかると、ろくでもないことになってしまう。
先人たちが必死になって築いてきた教えは、
２０数年しか生きていないおれの考えの上を行くものだろう。
なんてことまで俺に考えさせてくれたマンガだ。
単純に読んでもとても面白い。
とくに全２巻中の１巻は異常に面白い。
好き嫌いはあるかもしれないが、俺はお勧めする。
