昨日、8月15日は終戦記念日だった。
そのことに気づいたのは帰りの電車の中。朝に買った読売新聞の朝刊を読んでいたときだ。一面の左下に政府広報の広告が掲載されていた。
「正午から一分間の黙祷を。。。」
もう正午は戻ってこない。
この広告を呼んだとき、「そうか、今日は終戦記念日か」という感慨深い反応ができていれば救いがあったのだが、「そうか、今日は8月15日か」なんていう悲しい反応をしているおれがいた。
日付を意識していない生活をしているわけではないが、ただの目印としてしかカレンダーが見えていない。ひどく閉じた世界にいるような気分になった。視野が狭くなっているんだな。落ち着いて周りを見渡すことが減っている。まあ、今年は気が付いただけまだましだ。
人間、ある程度のゆとりは必要で、それが寝るだけの時間になってしまうのは悲しすぎる。
適度に広がりをもった人間でありたい。
